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2018年06月30日

最新世代へ

実は,年末年始に自宅用のストレージを構築していたんです.
といっても,余っていたサーバと余っていたHDDで作ったんですけどね.
サーバ自体はML110 G7(Celeron G530)なので,Sandy Bridge世代のポンコツです.
このサーバに,HDDを6台,起動用SSDを2台搭載していたんですが,追加していたHBAとの相性が悪いのか,時々GRUBで止まったりするという問題を持っていました.
しかも一旦この状態に入ると,OSを再インストールしないと復旧しなかったりして,なかなか厄介な運用をしていたのです.

そもそも自宅にはRaspberry Piで構築したNASもどきがあったんですけど,外付けUSB HDDでは足りなくなったので移行した,という経緯があります.
が,いつ再起動できなくなるか分からない装置では,完全移行が難しく,どうしたものかと思っていた訳です.

というわけで,やっとリプレースを行った,という話ですね(笑)
ちなみに,今回はHPE ML30 Gen9にしました.
本当は,ML310eG8v2あたりが良かったんだけど,新品が売り切れてしまったってのもあって,ML30 Gen9になりました.
正直なところ,DDR3が使えるML310eG8v2が良かったんだけどね.
というのも,今は空前のメモリ高騰が起きていて,とてもじゃないけど32GBとかは用意できないってのがあったんだけど,いいマシンがないなら仕方ないね・・・.
なので,メモリはML110 G7と同じく16GB構成でまずは行くことにしました.
というか,HPEで直接増設した方が安いってのがもう・・・.

導入したのはFreeNAS 11.1系です.
ML30 Gen9に起動用SSD(2台)とデータ用HDD(6台)を移植して,新規インストールで導入しています.
uEFIブートが出来ることは,ML110 Gen9(Xeon E5マシン)でも確認済みではあるんですが,追加HBAからはブート出来ない,という問題があるので,起動用SSDはオンボードのSATAへ,追加HBAにはデータ用HDDを搭載する,という形にしています.
あ,あと,Gen8系,Gen9系共にHDDのトレイが変わっているので互換品のトレイを使ってマウントしています.

ちなみに,ML110 G7は,実家にあるFreeNASからリモートレプリケーションを構成していたんですが,実家のFreeNAS側でレプリカ先を変更&鍵更新するだけで,レプリカタスクもすぐ使えるようになりました.
データのフル転送が起きるとまずいと思っていましたが,差分転送だけだったので一安心です.

CPU負荷は,SandyBridge(Celeron G530,2C/2T)からKabyLake(Xeon E3-1240v6,4C/8T)にアップグレードしたこともあり,劇的に下がりました.
正直,サブストレージにするにはもったいない構成なんですが,これならbhyve(BSD系の仮想化機構)を使ってFreeNAS上にVMを作ったりも出来そうかなって感じですね.
というわけで,ML110 G7とRaspberry Piは無事退役し,ML30 Gen9が安定稼働している状態です.
いやー,これで安心ですね.

投稿者 chimaki : 23:49 | トラックバック

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