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2013年11月30日

L2じゃないとだめ?

さて,相変わらず月一連載の体を成してしまって申し訳ないです(汗)

引っ越したり,仕事が変わったりといろいろ有りましたし,まだまだ安定した生活(主に仕事が)はまだまだですが,ぼちぼち日記も書いていこうと思います.

さて,格安サーバを購入し,ESXiを導入VMを載せたりパス冗長化をして無事運用開始,というところまで行っていました.

今回は,DLNA環境の構築です.
といっても,機能自体はQNAPがTwonky ServerなるDLNAサーバをはじめから持っているので,これを有効にして終わり,まる.
後はデータの置いてある場所を指定するだけなので,とっても簡単です.
問題はここから先です.
せっかく構築したOpenVPNによるVPN環境を使って外部から接続し,DLNAサーバからのメディア配信を行いたい,と思ったのでした.
具体的なユースケース,としては,実家に帰った際に,ノートやiPadで動画を見たり,写真を見たりできるようにしたい,というものです.
まぁ,よくある話ですね.

ただ,タイトルからも察しが付くかも知れませんが,ちまきが構築したのはL3 VPN(OpenVPNのルーティング方式)で,DLNAが利用するマルチキャストパケットの中継ができない(?)ようなのでした.
解決策として手堅いのはL2 VPNを構築(OpenVPNだとブリッジ方式)する,なんですが,がんばって構築方法を調べるのも面倒だなぁと思っていたのです.
で,いろいろ調べていると,クライアントによっては大丈夫,みたいな話があったので,いろいろクライアント(iOS用)を試しました.

結論をかいてしまうと,OpenVPNサーバとDLNAサーバが同一サーバ上で構築されていれば,OpenVPNクライアント側からDLNAサーバが見えました.
使用したクライアントは8Player(iOS用)です.

簡単に前提環境を書くと,内部セグメントは192.168.xxx.yyyとしているんですが,OpenVPNサーバはVPN用のセグメントとして10.aaa.bbb.cccを持っています.
OpenVPNクライアントには10.aaa.bbb.dddが割り当てられるんですが,どうやら10.aaa.bbb.cccを指定してやればDLNAサーバが見えるようです.
具体的には,8Playerのサーバ管理で,宅内でDLNAサーバを追加します.

例:http://192.168.0.10:9000/TMSDeviceDescription.xml

上記を追加したら,今度はVPN用に,

例:http://10.8.0.1:9000/TMSDeviceDescription.xml

を追加します.
これで,宅内からは「192.168.0.10」側が,VPN接続時は「10.8.0.1」側が見えるようになるはずです.
とりあえず結果オーライで外部ネットワークからも宅内DLNAサーバからのメディア配信ができるようになりました.

さて,とりあえずこれで目的は達成したように見えますが,実はまだ続きます.
というのも,QNAP上のOpenVPNサーバで構築した環境だと,4Mbps程度しか速度が出ないのです.
もちろん転送レートの低い(低画質な)動画とかはこれでも大丈夫なんですが,4Mbpsを超えるような動画では,当然コマ落ちしたり再生できなかったりします.
というわけで,この後専用ルータを用いたL2 VPNの構築を行うことになります(笑)
その辺りはまた次回にでも(笑)
てか,twitter上では写真とかも流しているので,気になる人は確認してもらうといいですが,YAMAHAのVPNルータ(RTX810)で構築しています(笑)
というかもうOpenVPN使ってないよ(笑)

投稿者 chimaki : 23:27 | トラックバック

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