« ぱにぽにだっしゅ! | メイン | スタ丼とsaku sakuとヴィンセント »
2005年07月05日
E4cとMP3とスペクトラム
さて,E4cをいろんな人に自慢なんかしちゃっています.
その折,MP3のエンコードについての話も出たんですが,「ABRエンコードするといいよ」という話を聞きました.
どうやらVBRの仲間らしいです.
ちなみに,一般の人が使っているであろう環境は,おそらく44.1kHz(サンプル周波数),16bit,stereo,128kbps(CBR)だと思います.
ちまきはこれより若干良くして(160kbps(CBR))エンコードしています.
で,CBRだと16kHzあたりで音がカットされるらしいです.
でもABRだと18kHzくらいまで残せるとかなんとか.
そういう話を聞くと,PCM(CDから吸い出しただけのデータ)とMP3のデータ(PCMの1/10くらいのサイズ)の周波数分布を見たくなります(寝なさい
ということで,WaveSpectra for Windowsというのを見つけてきました.
いわゆるスペクトルアナライザの類で,PCで再生している音にリアルタイムでFFTをかけ,周波数分布を見られる便利な(?)ツールです.
というわけで,早速CDからPCMデータを吸い出してMP3のライブラリに入ってる曲とスペクトルを比較してみました.
このスクリーンショットは,MP3再生時の物です.
横軸が周波数で,左に行くほど低く(0Hz:音も低い),一番右が周波数が高い(22kHz:音も高い)物です.
また,通常は対数表示する横軸ですが,高周波数領域を見たいのでリニアに表示しています.
ぱっと見で明らかだと思いますが,確かに階段状になっています.
ちなみに真ん中より少し右で階段状に削れているあたりが16kHzの境目です.
あと,実は20kHzあたりにも若干階段ができるというか,スパイクっぽい物がでます.
ちなみに圧縮前のPCMだと,このようなことはなく,なだらかになっています.
人間の可聴周波数は20Hz~20kHz程度で,確かに分からなくはない,というレベルだということが分かりました.
#20代前半の女性がもっとも可聴周波数が広い(高域側に)という実験結果もどこかで見たことがあります.
E4cでPCMとMP3の2つを聞き比べると,確かに高域側がちょっと艶のあるような,伸びの良さとして聞こえる気がします.
ハイハットの音もより明瞭に聞こえる気がします.
サブリミナル効果かもしれませんが(笑)
まぁ,PCからのデジタル出力をたかだか20万のAVアンプにつないだ上に,そのヘッドホンジャックから音をとっているので,そこまでの効果はないような気もします.
ちまきなら,この程度ならわざわざ5000曲を再エンコードする気にはなれませんね.
いかがなものでしょう?
投稿者 chimaki : 2005年07月05日 03:09
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.projectmd.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/235