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2007年10月14日

RAID地獄

さて,LandiskとTeraStationの同期(バックアップ)は無事1週間ほどかけて終了.
これでデータの保護はほぼ完璧ってとこでしょうかね.
それでも「続く」辺りがさすがという感じ?

てなわけで,まだまだRAIDトラブルが続きます(泣)

今度はSX25です.
例の割と豪華なショップブランドマシン,です.
このマシン,500GBx2台のHDDを使って,ミラーディスク(RAID1)を構築してあるんですが,どうも調子が悪い.
具体的には,「よくアレイがデグレードする(汗)」というもの.
HDDは健全なのに,アレイがデグレードすることから,OSが悪いか,RAIDカード自体が悪い,という事ではないかと考えました.

ということで,まずは最新ドライバを確認すると,8月末に新BIOSと新ドライバがリリースされていました.
なので,さっくりBIOSとドライバをアップデート.
実はこの作業を行う前に,1ヶ月ぐらいぶりでアレイがデグレードしたんです.
それをきっかけにこの作業を始めたという感じ.
なので,アレイはリビルドした直後だったり.
これで安定すればいいなぁ・・・.

と思った翌朝.

さっそくデグレード(汗)
これはどうなんだろう・・・.
RAIDカードのBIOSが報告してくるのは,必ず「ポート0のHDDからレスポンスがないよ?」というもの.
しかも,再起動すると(アレイはデグレードしているけど)普通にHDDが見えるという状況.
もうちょっと冷静の状況を考えてみると,電源投入直後にデグレードしているように見えます.
再起動してもデグレードすることはないようだし,デグレードしていない時のデータアクセスは普通っぽい.
ケーブルを交換したり,電源供給経路を変えてみたりと,いろいろしてみたけど,影響はないみたい.
これは,RAIDカードのコンデンサとかが死んでたりするのかな?
だとすると,どうにもならないよねぇ・・・.

そしてAdaptecのサポートには全くつながらない罠.

てことで,あきらめて新しいRAIDカードを探すことにしました.
ただ,ここで1つ大きな問題が.
なんていうか,RAIDカードを挿すことができるスロットが,PCIeしかない,ということ.
もしPCIカードにしようとすると,チューナカード(PCI)をUSB経由の外付けにするか,PCIeのものに交換するか,しかないという感じ.
ただ,PCIのRAIDカードに対する安心感(枯れてる)があり,しかもTX2300には使用経験もあって勝手が分かっているため,かなり揺れている感じ.

で,お店に行ってみました.
TX2300が1万円以上してます・・・.
PCIe x1用RAIDカードSATA2RI2-PCIeが4000円くらい.
うーん・・・,と悩んで,結局SATA2RI2-PCIeを買いました.
実は下調べもしてあって,アレイからのブートが可能,Vista用ドライバ有りということは確認済み.
なので,この悪あがきがダメなら,TX2300しかない感じです(汗)

さて.
後はOSの再インストールなしで,アレイが組めて,そこからブートまでできれば文句なしです.
が,まずはBIOSのアップデート作業.
このSATA2RI2-PCIeは,どうやらPE-103R5を輸入したものっぽいです.
で,最新BIOSとドライバは,このあたりから適当に探して来ないとダメっぽいです.
うーん,面倒くさいなぁ.
さすが玄人志向.
しかしこのSiliconImage Sil3132,よくよく見ると1220SAにも使われています.
大丈夫かなぁ・・・.
DOS起動ディスクからBIOSアップデートツールでBIOSをアップデートすることになります.
ただ,BIOSにも3種類あるようで,RAIDではなくSATA I/Fとして使うこともできるようで.
もちろん,RAIDにしたいわけなので,書き込むBIOSはRAID5対応BIOS(この時点での最新バージョンでは,r7405.bin.RAID対応BIOSはr*.binらしい)を書き込むことになります.
ということで,まずは1220SAとHDDx2を取り外し,SATA2RI2-PCIeのみ(HDDなし)を接続します.
ブート可能なデバイスが何もない状態で起動すると,RAID BIOSも普通に動くみたい.
DOS起動ディスクから起動し,readmeを読みながらコマンドラインからアップデートして再起動すると,無事にバージョンアップされました.
一旦電源を落として,何も入ってないHDDを2台(これはもともとスペアとして買ってあったもの)を接続して起動してみます.
オートでアレイを構築させることもできるみたいだけど,データの入ったHDDとブランクHDDからアレイを構築する時は,マニュアル操作になるみたい.
BIOS画面で,試してみると,コピー元ポートと,コピー先ポートを指定してRAID1を構築できるみたいで,これを使えば起動可能なHDDをそのままアレイに組み込めそうです.
ちなみに,実際の作業をする前に,ブランクHDDを1台ずつつないで,BIOS画面で見えるポート名と,実際のカード上のポートとの対応をきっちり取っておくのがおすすめです.

さて,ここからはいよいよOS入りHDDからアレイを構築する作業に入ります.
まず,1220SAにつながっているHDDをマザーのSATAに直接つなぎます.
#実際は,1220SAのHDDをデュプリケータでコピーして使いました.
そうすると,普通にVistaが起動するので,SATA2RI2-PCIeが発見されてドライバを要求されるので,インストールします.
これで,SATA2RI2-PCIeを利用可能なVistaになります.
このままシャットダウンし,OS入りHDDをマザーのSATAポートから外し,SATA2RI2-PCIeのポートへ接続,ブランクHDDを残りのポートに接続し,起動させます.
このままRAID BIOS画面に入り,マニュアルセットアップでOS入りHDDをコピー元にしたRAID1アレイ構築をさせます.
このアレイ構築(500GBで4時間強)が終わった後,再起動すると,アレイからOSをブートさせることができました.

ふー.
一仕事したって感じですね.
手順としては割と簡単ではあるんだけど,やっぱりOS入りHDDをいじるのは怖いですねぇ.
後はこのまま安定動作してくれれば文句ないです・・・.
どうなる事やら.

投稿者 chimaki : 2007年10月14日 03:08

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