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2016年04月30日

10Gの壁

ストレージを新しくした後,物色していたら10GBASE-TのNICがかなり安くなっている事に気がついてしまったのでした(笑)
2万円台なので,4ポート1G NICと比べてもかなり安い.
というわけで,うっかり3枚購入したのでした.

目論見としては,vSphere環境のストレージとホストの間(iSCSI)を10G化する,というもの.
本当は10Gスイッチも導入するべきなんですが,予算的にすぐには厳しいので,まずは2ポートNICを使ってP2P接続することにしました.
うちはホスト2台,ストレージ1台でvSphere環境を作っているので,ぎりぎり作れる構成ってわけです.

なんだけど,10G NICをうっかり中国の業者から買ってしまった上に,動作しないという罠にはまって大変な目に遭いました.
結局返品処理して新しいのを国内の業者から購入したんですけどね.
そっちはさっくり認識されて無事に動いてよかったよかったって感じですね.

試しに,SSDを3台使って構築したRAIDZ領域にiSCSIターゲットを置いて,そこをvSphere用のDatastoreとしてベンチマークしてみました.
VMDK(VMの仮想HDD)をこのDatastore上においてVMから1GBでテストした感じでは,
Seq Read : 516.370 MB/s
Seq Write : 850.013 MB/s
Rand Read 512KB : 510.818 MB/s
Rand Write 512KB : 667.705 MB/s
Rand Read 4KB (QD=1) : 10.520 MB/s [ 2568.3 IOPS]
Rand Write 4KB (QD=1) : 25.311 MB/s [ 6179.5 IOPS]
Rand Read 4KB (QD=32) : 191.448 MB/s [ 46740.3 IOPS]
Rand Write 4KB (QD=32) : 284.791 MB/s [ 69528.9 IOPS]
こんな感じです.

ちゃんと性能でるなぁって思っていたら,熱でカードが停止されてしまった・・・.
どうも搭載したサーバの排熱がうまくいってないみたいで,安定利用できなさそうです・・・(泣)
まぁこのGWでの対処は難しいので,夏休みにでも筐体内にファンを増設して試してみようと思います.

投稿者 chimaki : 2016年04月30日 23:50

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