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2007年10月02日

リビルド

さて.
崩壊したRAID5アレイの復旧顛末,です.

前回Mac mini のデータ復旧に取りかかるところまできていました.
この後,サルベージ作業はせず,放置しておいたら,Disk3が読めないのが原因で,ハングアップします.
そして,再起動すると,再度リビルドがスタートします.
このリビルド中なら,データを読み出すことができます.
もちろん,Disk3の破損領域は読めないんだけどね.
でも,何度もリトライすることで,読めるデータもある,という感じ.
ただ,サルベージ作業,相当の忍耐が要ります.
エラー領域のファイルをロードしようとすると,途端にレスポンスがなくなり,http経由のアクセス(設定画面など)も受け付けない始末.
しかもその時ロードしようとしたファイル数が多ければ多いほど,レスポンスが返らない時間が長くなります.
なので,基本的にはディレクトリ単位でちまちまコピーするしかない,という状態.

正直どうかなりそうな作業なので,拷問を続ける前に,状況を整理して考えてみました.

・Disk1,2は健全で,NASに接続状態
・Disk3は,NASに接続状態だが,破損
・手元には健全なDisk4(チェック済)
・新規ディスクを,Disk4のポートに接続済み
・再起動すると,Disk1~3を使ってDisk4をリビルド開始
・何度再起動しても,リビルドは再開される
・追加したディスクと,既存ディスクはメーカーが違う
・ディスクはXFS形式のソフトRAID5と思われる
・OSはDebianかFreeBSDと予想
・Disk4を抜いた後,データが更新されたかは不明
・手動では読み込みしかしていない
・OS,アプリが勝手に書き込んでいる可能性がある

この状態で,理想的なデータ復旧方法は,Disk1,2,4のデータをDebianやFreeBSDを使ってマウントし,RAIDアレイとしてデータを吸い出す,というもの.
ただし,そういうことができるかも不明だし,(OSはなんとかなるにしても)データをバックアップしたりする領域を用意しようと思うと,数万はかかってしまう.
また,Disk1,2と,Disk4の間でデータ整合性がとれていない可能性があるため,ロストするデータもあると予想できる.
とにかく手間も時間もお金もかかりそう,という判断.
なので,ちょっと無理そうです.
ここで更にNASを観察すると,

・リビルドは,Disk1~3を読んで,Disk4に書き込んでいる様子
・なのでDisk3さえ読めれば,Disk4は復旧できそう
・Disk1~3は,上書きなどはされていない様子

という事が分かりました.
なので,実はDisk3を外して,そこにNASから外したDisk4を接続すれば,Disk1,2,4によるリビルドできるかもしれない,と思いました.
これに関するリスク(不確定情報)を検討してみると,

・HDD自身はOSから区別していない?
・OSはデバイスファイルでDiskにアクセスしている?
・リビルドコマンドは,デバイスファイルで修復先を指定している?
・パリティデータは,保存ディスクがどれかまでは管理してない?

というものがあります.
これに対する答えがすべてYesであれば,Disk3と4を入れ替えるだけで,復旧しそうです.
#もちろん,Disk1,2と4の間に不整合がある可能性はある.
Linuxなどの常識からすると,OSは,HDDの接続ポート単位でデバイスファイル(物理デバイスをファイルという形に仮想化して扱えるようになっている)としてストレージデバイスを管理しているはずなので,接続ポートの違い(デバイスファイル名の違い)はあっても,つながっているHDD自体は区別していないと思われます.
もちろん種々のAPIで情報取得はできるでしょうし,最終的には区別する必要もあるのだけど,データ構造が一致しているRAIDアレイディスクだと問題にならないのでは?と予想しました.
さらに,リビルドコマンドについても,最初のディスク入れ替え時に,「リビルド対象となる新規ディスクを指定した」という事実から察するに,これはデバイスファイルを指定している,ということに他ならないと思われます.
ここまでの検討,仮定などをふまえると,おおむねなんとかなりそうな気がしてきました.
もちろん,これ以上考えるのも面倒だというのもあって,もう実際に試してみることにしました.

ただ,大事を取ってDisk4の内容を,もう1台のスペアディスクに複製しておきました.

そして,いざDisk3とDisk4を交換してみたのでした.
ここで重要なのは,接続ポートをDisk4のポートでなく,Disk3のポートにすること,です.
理由は前述の通り,リビルドコマンド自体がデバイスファイルを指定している可能性が高いため,です.
またDisk4をそのまま使った理由は,スペアディスクのメーカーが違うためです.
最悪,このスペアディスクからDisk4へデータを復元する事もできるので,このような判断になりました.

そして再起動.

果たして,アレイのリビルドは無事に始まり,データにもアクセスできるようになったのでした.
ただ,リビルド完了後に,やっぱりRAIDパリティエラーが検出されている様子.
おそらく,Disk1,2と4の間でデータの不整合があった模様.
やっぱりデータを吸い出して,アレイを再構築しないとダメっぽいですなぁ.
といった辺りで,次回へ続く.

投稿者 chimaki : 03:27 | トラックバック

2007年10月06日

やり過ぎ感

前回,TeraStationのRAID5アレイを,再度作り直す必要がある,という結論で終わりましたが,その後の話.

もともと,TeraStationの中には,重要なバックアップデータ以外にも,Saku sakuの録画データなど,割と消えても平気なデータもあったのでした.
でもまぁ,無事救出できそうなので,素直に全てのデータをLandisk側に吸い出すことにしました.
が.
総容量が1TB以上あり,そのコピーに1週間ほどかかりました.
ちなみに,常時稼働のMac mini(で動いているXP)から,普通のファイルコピーでデータを複製しました.
ビデオデータが800GB近くあったため,そのコピーだけで3日以上かかってます(笑)

ともかく.

全てのデータがエラーなどなく,コピーできたようです.
これが本当に大丈夫なのかは,まだ微妙ですが・・・.
ただまぁ,全てのファイルをbit単位で比較して云々っていうのは,さすがにもういいかな,と思いました.
とりあえず音楽データなどは問題なく再生できているしね.

というわけで,TeraStationのアレイを破棄し,ファームウェアをアップデートしてから,再度アレイを構築する事にしました.
前回,ファームの最新版が1.06だ,なんて事を言っていますが,ちゃんと調べたら,1.12でした.
だいぶ上がってますねぇ.
更新内容を確認すると・・・

「HDDエラー発生時にFAILランプが点灯しない場合がある問題を修正しました」

とありました.
なんていうか,もろにこの不具合をひいたっぽいね.
修正日は,2007/8/27って・・・,つい最近じゃないの(汗)
今まで発覚してないってこと?
うーん・・・,十分な検証が成されていない気がするよね・・・.
まぁ,予想通りという話ではあるんだけど,やっぱりBUFFALOは信用できないなぁ.

ともかく,TeraStationのアップデートを完了して,RAID5アレイを新たに構築.
構築が終わるとディスクチェックが走り始め,500分ほど待たされます(笑)
パリティエラーの報告も消え,普通に稼働を始めたので,とりあえず一段落,ですかね.

で,このTeraStationの用途なんだけど.
とりあえずは,Landiskのバックアップとして使おうと思います.
RAID5のアレイをミラーする,という過剰と思えるバックアップ体制(笑)
でもまぁ,さすがに今回の被害の大きさからすると,この程度はやらないとダメだなぁ,と思いました.
もともとRAID5といえど,ハードウェア障害に強い基幹用製品ではないので,自分で二重化する,という話.

本心から言えば,VPNをはって,実家に1台置いて遠隔地バックアップにしたいんだけどね(笑)
まぁ,それはやり過ぎというか,VPNをはる手間もあるので・・・.
なので,とりあえずは,1ヶ月に1度程度,LandiskとTeraStationを同期する程度の運用になるかな,という感じ.
問題は,この同期(というかバックアップ)作業にどの程度時間がかかるか,という話(笑)
差分バックアップする予定だけど,初回は拷問になる予感(笑)

投稿者 chimaki : 14:21 | コメント (2) | トラックバック

2007年10月14日

RAID地獄

さて,LandiskとTeraStationの同期(バックアップ)は無事1週間ほどかけて終了.
これでデータの保護はほぼ完璧ってとこでしょうかね.
それでも「続く」辺りがさすがという感じ?

てなわけで,まだまだRAIDトラブルが続きます(泣)

今度はSX25です.
例の割と豪華なショップブランドマシン,です.
このマシン,500GBx2台のHDDを使って,ミラーディスク(RAID1)を構築してあるんですが,どうも調子が悪い.
具体的には,「よくアレイがデグレードする(汗)」というもの.
HDDは健全なのに,アレイがデグレードすることから,OSが悪いか,RAIDカード自体が悪い,という事ではないかと考えました.

ということで,まずは最新ドライバを確認すると,8月末に新BIOSと新ドライバがリリースされていました.
なので,さっくりBIOSとドライバをアップデート.
実はこの作業を行う前に,1ヶ月ぐらいぶりでアレイがデグレードしたんです.
それをきっかけにこの作業を始めたという感じ.
なので,アレイはリビルドした直後だったり.
これで安定すればいいなぁ・・・.

と思った翌朝.

さっそくデグレード(汗)
これはどうなんだろう・・・.
RAIDカードのBIOSが報告してくるのは,必ず「ポート0のHDDからレスポンスがないよ?」というもの.
しかも,再起動すると(アレイはデグレードしているけど)普通にHDDが見えるという状況.
もうちょっと冷静の状況を考えてみると,電源投入直後にデグレードしているように見えます.
再起動してもデグレードすることはないようだし,デグレードしていない時のデータアクセスは普通っぽい.
ケーブルを交換したり,電源供給経路を変えてみたりと,いろいろしてみたけど,影響はないみたい.
これは,RAIDカードのコンデンサとかが死んでたりするのかな?
だとすると,どうにもならないよねぇ・・・.

そしてAdaptecのサポートには全くつながらない罠.

てことで,あきらめて新しいRAIDカードを探すことにしました.
ただ,ここで1つ大きな問題が.
なんていうか,RAIDカードを挿すことができるスロットが,PCIeしかない,ということ.
もしPCIカードにしようとすると,チューナカード(PCI)をUSB経由の外付けにするか,PCIeのものに交換するか,しかないという感じ.
ただ,PCIのRAIDカードに対する安心感(枯れてる)があり,しかもTX2300には使用経験もあって勝手が分かっているため,かなり揺れている感じ.

で,お店に行ってみました.
TX2300が1万円以上してます・・・.
PCIe x1用RAIDカードSATA2RI2-PCIeが4000円くらい.
うーん・・・,と悩んで,結局SATA2RI2-PCIeを買いました.
実は下調べもしてあって,アレイからのブートが可能,Vista用ドライバ有りということは確認済み.
なので,この悪あがきがダメなら,TX2300しかない感じです(汗)

さて.
後はOSの再インストールなしで,アレイが組めて,そこからブートまでできれば文句なしです.
が,まずはBIOSのアップデート作業.
このSATA2RI2-PCIeは,どうやらPE-103R5を輸入したものっぽいです.
で,最新BIOSとドライバは,このあたりから適当に探して来ないとダメっぽいです.
うーん,面倒くさいなぁ.
さすが玄人志向.
しかしこのSiliconImage Sil3132,よくよく見ると1220SAにも使われています.
大丈夫かなぁ・・・.
DOS起動ディスクからBIOSアップデートツールでBIOSをアップデートすることになります.
ただ,BIOSにも3種類あるようで,RAIDではなくSATA I/Fとして使うこともできるようで.
もちろん,RAIDにしたいわけなので,書き込むBIOSはRAID5対応BIOS(この時点での最新バージョンでは,r7405.bin.RAID対応BIOSはr*.binらしい)を書き込むことになります.
ということで,まずは1220SAとHDDx2を取り外し,SATA2RI2-PCIeのみ(HDDなし)を接続します.
ブート可能なデバイスが何もない状態で起動すると,RAID BIOSも普通に動くみたい.
DOS起動ディスクから起動し,readmeを読みながらコマンドラインからアップデートして再起動すると,無事にバージョンアップされました.
一旦電源を落として,何も入ってないHDDを2台(これはもともとスペアとして買ってあったもの)を接続して起動してみます.
オートでアレイを構築させることもできるみたいだけど,データの入ったHDDとブランクHDDからアレイを構築する時は,マニュアル操作になるみたい.
BIOS画面で,試してみると,コピー元ポートと,コピー先ポートを指定してRAID1を構築できるみたいで,これを使えば起動可能なHDDをそのままアレイに組み込めそうです.
ちなみに,実際の作業をする前に,ブランクHDDを1台ずつつないで,BIOS画面で見えるポート名と,実際のカード上のポートとの対応をきっちり取っておくのがおすすめです.

さて,ここからはいよいよOS入りHDDからアレイを構築する作業に入ります.
まず,1220SAにつながっているHDDをマザーのSATAに直接つなぎます.
#実際は,1220SAのHDDをデュプリケータでコピーして使いました.
そうすると,普通にVistaが起動するので,SATA2RI2-PCIeが発見されてドライバを要求されるので,インストールします.
これで,SATA2RI2-PCIeを利用可能なVistaになります.
このままシャットダウンし,OS入りHDDをマザーのSATAポートから外し,SATA2RI2-PCIeのポートへ接続,ブランクHDDを残りのポートに接続し,起動させます.
このままRAID BIOS画面に入り,マニュアルセットアップでOS入りHDDをコピー元にしたRAID1アレイ構築をさせます.
このアレイ構築(500GBで4時間強)が終わった後,再起動すると,アレイからOSをブートさせることができました.

ふー.
一仕事したって感じですね.
手順としては割と簡単ではあるんだけど,やっぱりOS入りHDDをいじるのは怖いですねぇ.
後はこのまま安定動作してくれれば文句ないです・・・.
どうなる事やら.

投稿者 chimaki : 03:08 | トラックバック

2007年10月16日

どなどな.

今更ながらに,茶太嬢に転がった件.
たぶん大本はAmazonとかのおすすめなんだろうけど,いつの間にか買っていたあさやけぼーだーらいん辺り(特に「がんばったら」が好き)を気に入っていたのでした.
で,どうも聴いたことがあるなぁと思っていたら,ぽてまよのEDもそうなのね,という話.
そして,最近だとCLANNADのED,だんご大家族もそうみたい.
この茶太嬢もそうだし,eufoniusもそうだけど,こういう声質が好きっぽいです.

で.
こういうお気に入りを,iPod touchに入れたいわけだけども.
Appleのサポートに電話(2回目)したら,あっさり交換扱いに.
や,なんか,タッチパッドだけハング(?)している感じで,リセットしようが復元しようが,まったく操作できないという.
MacからもXPからも復元したし,Vistaではデジカメとして認識されるしで,さんざんでした.
昨日(日曜)に回収されたんだけど,代わりのは1~2週間後だそうな.
ううむ・・・.

投稿者 chimaki : 03:45 | トラックバック

2007年10月22日

気になり物.

相変わらず忙しい毎日です.
こんな時は物欲.

てなわけで,覚え書き的メモ.

まずディスプレイの新製品FlexScan SX3031W-H
今まで30インチと言えば,AppleのCinema Displayくらいだったのかな?
とりあえずDual Link DVIと,HDCPなDVIが1系統ずつあるっぽいので,良さそうな感じ.
HDCPは,オーディオ機器その他との接続はサポートしてないみたいだけどね.
IP変換とかもできないのかな?
詳細不明で,人柱待ちだけど,どっちかというと置き場がない感じ.

続いてはBang & OlufsenのBeoLab 4Macってスピーカー.
今はBOSEのM3をサブで使ってて,小さいのもいいなぁってことで.
先の30インチディスプレイを使おうと思うと,今のスピーカーはとても置けないし,いいかも~って感じ.
まぁ,見た目が面白いから,というのが最大の理由との噂(笑)

最後はWinFast PxPVR2200っていうチューナ/キャプチャカード.
PCIe接続ってのが特徴らしい.
例の内蔵RAIDカード交換時期に見つけてたら買っていたかも(笑)
あと,コンポーネント入力が行けるってのが大きい.
でも,ここまで来るとアップスキャンコンバータとかのがいいような気もする・・・.
むしろ,アンプでHDMIに引き上げられるようなのが有れば,そっちでもいいかなぁ.

それにしても,まだiPod touchが戻ってきませんよ?

投稿者 chimaki : 00:16 | トラックバック

2007年10月28日

断線・・・

はい,ということで,E500PTHが断線しました(汗)
まぁ,まだ保証期間中(2年)なので,さっくり修理に出してきましたよ.
断線したのは左側.
ケーブルを動かすと,音が聞こえたり聞こえなかったりで,いかにもな感じ.
それにしても,保証書とイヤホン本体だけなんだけど,いいのかしら?
せっかく箱持ってきたのに,回収すらされないし(笑)

むしろ,その箱があちこちのお店でぴーぴー鳴るし・・・.
確かに,中にタグが入ってて,それをそのまま持って来ちゃったわけだけどね・・・.

さて.
とりあえず修理には2~3週間くらいかかるとのこと.
なので,その間の代替機が必要になりました.
以前使っていたE4cは,既に修理済みのを知人に売り払っちゃったので,手元にありません.
また,UEのSuper fi.5 proは,そもそも会社の引き出しに入れっぱなしなのと,どうにもあの装着感になじめないおかげで,イマイチ.

というわけで.

久しぶりにSONYのイヤホンを買ってみました.
高校生時代に使っていたMDR-EX50以来の製品かも?
今回購入したのはNUDE EX monitorシリーズの新製品,MDR-EX700SLです.
同じくNUDE EX monitorシリーズ,MDR-EX90SLの後継機(?)で,3倍の価格設定(それでもE500/SE530の半額)ってことで,代替機に使うにはもったいないんだけどね.
そもそも,ちまきは低域よりも中高域を重視しているので,E500やSuper fi.5 proのようなバランスドアーマチュア方式のイヤホン(カナル式イヤホンの多数派で,高域の繊細な描写能力が特徴)ばっかり買っています.
audio-technicaなんかも,ダイナミック型(いわゆる普通のイヤホン)だけじゃなくバランスドアーマチュア方式を採用するようになってきてるし,最近の傾向みたいです.
そんな中,MDR-EX700SLは,大口径のダイナミック型ドライバを採用するという,他社と異なるアプローチをしている,と.
その辺り,興味があって欲しくなった,という話(笑)

ちなみに,最後に買ったダイナミック型ドライバを使ったイヤホンは,B&OのA8かな?
A8はどうしても耳にあわなくて(痛い),親父にあげちゃったけど.
む?
audio-technicaのATH-CM7Tiが最後だったかも(笑)
すっかり忘れてた(笑)

てことで,まだエージングの済んでいない状態だけど,ちょっとレビューというか感想を.
試聴は,やっと利用可能になったiPod touchに,Apple Lossless形式のデータを入れて行っています.
最大の特徴である低域は,さすがというべき力強さ.
かなりパンチが効いています.
Perfumeの楽曲なんかでは,すごく気持ちよく鳴る感じ.
KOTOKOのアップテンポな曲なんかも,いい感じかな?
monitorと言っている割には,あんまりモニターっぽい音ではないかと(笑)

音場はE500などよりも広い感じで,Super fi.5 proよりも狭いくらい.
E500のようなどきどきしちゃうような艶やかさはないものの,開放的,健康的な感じですかね(笑)
解像感も高く,MDR-EX50のようなドンシャリとは違う,という感じです(笑)
さすがに3万円台のイヤホン,といった感じ.
ただ,E500などと比べると高域に余裕がない感じがするし,若干きんきんします.
これはエージングが進めばもっと柔らかい音になりそうだけど.
そんなわけで,ピアノソロとかはやっぱりバランスドアーマチュア方式の方がいいかなぁ,と思います.
1ドライバでここまでできれば,十分,という感じでもあるけど.

イヤーピースはサイズ,高さ別に7種類付属.
SONYのカナル型によくある,柔らかいゴムっぽい耳栓のあれです.
SHUREでもそうなんだけど,あのゴムっぽいのはあんまり好きじゃないですが,SONYのは意外に快適かも.
ただ,遮音性に関してはSHUREのフォームイヤパッド(黄色い耳栓)と比べると落ちるようで,電車の中とかでは,若干厳しい感じ.
ただ,この遮音性(というか密閉具合)でもあれだけ低域が出るのは,さすがダイナミック型って感じですかね.

感度は,E500ほど高くない感じだけど,それでも十分に敏感.
iPod touchのホワイトノイズもしっかり拾ってしまいます.
これは別に悪い訳じゃないけど(笑)

その他の部分.
プラグとか延長ケーブルとかが,高級感のある専用デザインの物になってます.
ケースも革製のケースが付いてきてて,これもいいアクセントです.
大きいけど(笑)
この辺りは,いかにも日本のメーカーって感じだねぇ.
あと,装着方法は,普通のイヤホンっぽく付けることもできるし,実は(マニュアルに記載されてるけど)上下を反転して,ケーブルを耳の上に回す(SHUREでは標準の)装着方法もできます.
ちまきは,この付け方をしていますが,意外にいける感じ(笑)

とまぁ,おおむね満足?
これから1ヶ月くらいの間だけど,よろしく(笑)

投稿者 chimaki : 05:50 | トラックバック

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