リビルド
さて.
崩壊したRAID5アレイの復旧顛末,です.
前回Mac mini のデータ復旧に取りかかるところまできていました.
この後,サルベージ作業はせず,放置しておいたら,Disk3が読めないのが原因で,ハングアップします.
そして,再起動すると,再度リビルドがスタートします.
このリビルド中なら,データを読み出すことができます.
もちろん,Disk3の破損領域は読めないんだけどね.
でも,何度もリトライすることで,読めるデータもある,という感じ.
ただ,サルベージ作業,相当の忍耐が要ります.
エラー領域のファイルをロードしようとすると,途端にレスポンスがなくなり,http経由のアクセス(設定画面など)も受け付けない始末.
しかもその時ロードしようとしたファイル数が多ければ多いほど,レスポンスが返らない時間が長くなります.
なので,基本的にはディレクトリ単位でちまちまコピーするしかない,という状態.
正直どうかなりそうな作業なので,拷問を続ける前に,状況を整理して考えてみました.
・Disk1,2は健全で,NASに接続状態
・Disk3は,NASに接続状態だが,破損
・手元には健全なDisk4(チェック済)
・新規ディスクを,Disk4のポートに接続済み
・再起動すると,Disk1~3を使ってDisk4をリビルド開始
・何度再起動しても,リビルドは再開される
・追加したディスクと,既存ディスクはメーカーが違う
・ディスクはXFS形式のソフトRAID5と思われる
・OSはDebianかFreeBSDと予想
・Disk4を抜いた後,データが更新されたかは不明
・手動では読み込みしかしていない
・OS,アプリが勝手に書き込んでいる可能性がある
この状態で,理想的なデータ復旧方法は,Disk1,2,4のデータをDebianやFreeBSDを使ってマウントし,RAIDアレイとしてデータを吸い出す,というもの.
ただし,そういうことができるかも不明だし,(OSはなんとかなるにしても)データをバックアップしたりする領域を用意しようと思うと,数万はかかってしまう.
また,Disk1,2と,Disk4の間でデータ整合性がとれていない可能性があるため,ロストするデータもあると予想できる.
とにかく手間も時間もお金もかかりそう,という判断.
なので,ちょっと無理そうです.
ここで更にNASを観察すると,
・リビルドは,Disk1~3を読んで,Disk4に書き込んでいる様子
・なのでDisk3さえ読めれば,Disk4は復旧できそう
・Disk1~3は,上書きなどはされていない様子
という事が分かりました.
なので,実はDisk3を外して,そこにNASから外したDisk4を接続すれば,Disk1,2,4によるリビルドできるかもしれない,と思いました.
これに関するリスク(不確定情報)を検討してみると,
・HDD自身はOSから区別していない?
・OSはデバイスファイルでDiskにアクセスしている?
・リビルドコマンドは,デバイスファイルで修復先を指定している?
・パリティデータは,保存ディスクがどれかまでは管理してない?
というものがあります.
これに対する答えがすべてYesであれば,Disk3と4を入れ替えるだけで,復旧しそうです.
#もちろん,Disk1,2と4の間に不整合がある可能性はある.
Linuxなどの常識からすると,OSは,HDDの接続ポート単位でデバイスファイル(物理デバイスをファイルという形に仮想化して扱えるようになっている)としてストレージデバイスを管理しているはずなので,接続ポートの違い(デバイスファイル名の違い)はあっても,つながっているHDD自体は区別していないと思われます.
もちろん種々のAPIで情報取得はできるでしょうし,最終的には区別する必要もあるのだけど,データ構造が一致しているRAIDアレイディスクだと問題にならないのでは?と予想しました.
さらに,リビルドコマンドについても,最初のディスク入れ替え時に,「リビルド対象となる新規ディスクを指定した」という事実から察するに,これはデバイスファイルを指定している,ということに他ならないと思われます.
ここまでの検討,仮定などをふまえると,おおむねなんとかなりそうな気がしてきました.
もちろん,これ以上考えるのも面倒だというのもあって,もう実際に試してみることにしました.
ただ,大事を取ってDisk4の内容を,もう1台のスペアディスクに複製しておきました.
そして,いざDisk3とDisk4を交換してみたのでした.
ここで重要なのは,接続ポートをDisk4のポートでなく,Disk3のポートにすること,です.
理由は前述の通り,リビルドコマンド自体がデバイスファイルを指定している可能性が高いため,です.
またDisk4をそのまま使った理由は,スペアディスクのメーカーが違うためです.
最悪,このスペアディスクからDisk4へデータを復元する事もできるので,このような判断になりました.
そして再起動.
果たして,アレイのリビルドは無事に始まり,データにもアクセスできるようになったのでした.
ただ,リビルド完了後に,やっぱりRAIDパリティエラーが検出されている様子.
おそらく,Disk1,2と4の間でデータの不整合があった模様.
やっぱりデータを吸い出して,アレイを再構築しないとダメっぽいですなぁ.
といった辺りで,次回へ続く.
やり過ぎ感
前回,TeraStationのRAID5アレイを,再度作り直す必要がある,という結論で終わりましたが,その後の話.
もともと,TeraStationの中には,重要なバックアップデータ以外にも,Saku sakuの録画データなど,割と消えても平気なデータもあったのでした.
でもまぁ,無事救出できそうなので,素直に全てのデータをLandisk側に吸い出すことにしました.
が.
総容量が1TB以上あり,そのコピーに1週間ほどかかりました.
ちなみに,常時稼働のMac mini(で動いているXP)から,普通のファイルコピーでデータを複製しました.
ビデオデータが800GB近くあったため,そのコピーだけで3日以上かかってます(笑)
ともかく.
全てのデータがエラーなどなく,コピーできたようです.
これが本当に大丈夫なのかは,まだ微妙ですが・・・.
ただまぁ,全てのファイルをbit単位で比較して云々っていうのは,さすがにもういいかな,と思いました.
とりあえず音楽データなどは問題なく再生できているしね.
というわけで,TeraStationのアレイを破棄し,ファームウェアをアップデートしてから,再度アレイを構築する事にしました.
前回,ファームの最新版が1.06だ,なんて事を言っていますが,ちゃんと調べたら,1.12でした.
だいぶ上がってますねぇ.
更新内容を確認すると・・・
「HDDエラー発生時にFAILランプが点灯しない場合がある問題を修正しました」
とありました.
なんていうか,もろにこの不具合をひいたっぽいね.
修正日は,2007/8/27って・・・,つい最近じゃないの(汗)
今まで発覚してないってこと?
うーん・・・,十分な検証が成されていない気がするよね・・・.
まぁ,予想通りという話ではあるんだけど,やっぱりBUFFALOは信用できないなぁ.
ともかく,TeraStationのアップデートを完了して,RAID5アレイを新たに構築.
構築が終わるとディスクチェックが走り始め,500分ほど待たされます(笑)
パリティエラーの報告も消え,普通に稼働を始めたので,とりあえず一段落,ですかね.
で,このTeraStationの用途なんだけど.
とりあえずは,Landiskのバックアップとして使おうと思います.
RAID5のアレイをミラーする,という過剰と思えるバックアップ体制(笑)
でもまぁ,さすがに今回の被害の大きさからすると,この程度はやらないとダメだなぁ,と思いました.
もともとRAID5といえど,ハードウェア障害に強い基幹用製品ではないので,自分で二重化する,という話.
本心から言えば,VPNをはって,実家に1台置いて遠隔地バックアップにしたいんだけどね(笑)
まぁ,それはやり過ぎというか,VPNをはる手間もあるので・・・.
なので,とりあえずは,1ヶ月に1度程度,LandiskとTeraStationを同期する程度の運用になるかな,という感じ.
問題は,この同期(というかバックアップ)作業にどの程度時間がかかるか,という話(笑)
差分バックアップする予定だけど,初回は拷問になる予感(笑)
投稿者 chimaki : 14:21 | コメント (2) | トラックバック
RAID地獄
さて,LandiskとTeraStationの同期(バックアップ)は無事1週間ほどかけて終了.
これでデータの保護はほぼ完璧ってとこでしょうかね.
それでも「続く」辺りがさすがという感じ?
てなわけで,まだまだRAIDトラブルが続きます(泣)
今度はSX25です.
例の割と豪華なショップブランドマシン,です.
このマシン,500GBx2台のHDDを使って,ミラーディスク(RAID1)を構築してあるんですが,どうも調子が悪い.
具体的には,「よくアレイがデグレードする(汗)」というもの.
HDDは健全なのに,アレイがデグレードすることから,OSが悪いか,RAIDカード自体が悪い,という事ではないかと考えました.
ということで,まずは最新ドライバを確認すると,8月末に新BIOSと新ドライバがリリースされていました.
なので,さっくりBIOSとドライバをアップデート.
実はこの作業を行う前に,1ヶ月ぐらいぶりでアレイがデグレードしたんです.
それをきっかけにこの作業を始めたという感じ.
なので,アレイはリビルドした直後だったり.
これで安定すればいいなぁ・・・.
と思った翌朝.
さっそくデグレード(汗)
これはどうなんだろう・・・.
RAIDカードのBIOSが報告してくるのは,必ず「ポート0のHDDからレスポンスがないよ?」というもの.
しかも,再起動すると(アレイはデグレードしているけど)普通にHDDが見えるという状況.
もうちょっと冷静の状況を考えてみると,電源投入直後にデグレードしているように見えます.
再起動してもデグレードすることはないようだし,デグレードしていない時のデータアクセスは普通っぽい.
ケーブルを交換したり,電源供給経路を変えてみたりと,いろいろしてみたけど,影響はないみたい.
これは,RAIDカードのコンデンサとかが死んでたりするのかな?
だとすると,どうにもならないよねぇ・・・.
そしてAdaptecのサポートには全くつながらない罠.
てことで,あきらめて新しいRAIDカードを探すことにしました.
ただ,ここで1つ大きな問題が.
なんていうか,RAIDカードを挿すことができるスロットが,PCIeしかない,ということ.
もしPCIカードにしようとすると,チューナカード(PCI)をUSB経由の外付けにするか,PCIeのものに交換するか,しかないという感じ.
ただ,PCIのRAIDカードに対する安心感(枯れてる)があり,しかもTX2300には使用経験もあって勝手が分かっているため,かなり揺れている感じ.
で,お店に行ってみました.
TX2300が1万円以上してます・・・.
PCIe x1用RAIDカードSATA2RI2-PCIeが4000円くらい.
うーん・・・,と悩んで,結局SATA2RI2-PCIeを買いました.
実は下調べもしてあって,アレイからのブートが可能,Vista用ドライバ有りということは確認済み.
なので,この悪あがきがダメなら,TX2300しかない感じです(汗)
さて.
後はOSの再インストールなしで,アレイが組めて,そこからブートまでできれば文句なしです.
が,まずはBIOSのアップデート作業.
このSATA2RI2-PCIeは,どうやらPE-103R5を輸入したものっぽいです.
で,最新BIOSとドライバは,このあたりから適当に探して来ないとダメっぽいです.
うーん,面倒くさいなぁ.
さすが玄人志向.
しかしこのSiliconImage Sil3132,よくよく見ると1220SAにも使われています.
大丈夫かなぁ・・・.
DOS起動ディスクからBIOSアップデートツールでBIOSをアップデートすることになります.
ただ,BIOSにも3種類あるようで,RAIDではなくSATA I/Fとして使うこともできるようで.
もちろん,RAIDにしたいわけなので,書き込むBIOSはRAID5対応BIOS(この時点での最新バージョンでは,r7405.bin.RAID対応BIOSはr*.binらしい)を書き込むことになります.
ということで,まずは1220SAとHDDx2を取り外し,SATA2RI2-PCIeのみ(HDDなし)を接続します.
ブート可能なデバイスが何もない状態で起動すると,RAID BIOSも普通に動くみたい.
DOS起動ディスクから起動し,readmeを読みながらコマンドラインからアップデートして再起動すると,無事にバージョンアップされました.
一旦電源を落として,何も入ってないHDDを2台(これはもともとスペアとして買ってあったもの)を接続して起動してみます.
オートでアレイを構築させることもできるみたいだけど,データの入ったHDDとブランクHDDからアレイを構築する時は,マニュアル操作になるみたい.
BIOS画面で,試してみると,コピー元ポートと,コピー先ポートを指定してRAID1を構築できるみたいで,これを使えば起動可能なHDDをそのままアレイに組み込めそうです.
ちなみに,実際の作業をする前に,ブランクHDDを1台ずつつないで,BIOS画面で見えるポート名と,実際のカード上のポートとの対応をきっちり取っておくのがおすすめです.
さて,ここからはいよいよOS入りHDDからアレイを構築する作業に入ります.
まず,1220SAにつながっているHDDをマザーのSATAに直接つなぎます.
#実際は,1220SAのHDDをデュプリケータでコピーして使いました.
そうすると,普通にVistaが起動するので,SATA2RI2-PCIeが発見されてドライバを要求されるので,インストールします.
これで,SATA2RI2-PCIeを利用可能なVistaになります.
このままシャットダウンし,OS入りHDDをマザーのSATAポートから外し,SATA2RI2-PCIeのポートへ接続,ブランクHDDを残りのポートに接続し,起動させます.
このままRAID BIOS画面に入り,マニュアルセットアップでOS入りHDDをコピー元にしたRAID1アレイ構築をさせます.
このアレイ構築(500GBで4時間強)が終わった後,再起動すると,アレイからOSをブートさせることができました.
ふー.
一仕事したって感じですね.
手順としては割と簡単ではあるんだけど,やっぱりOS入りHDDをいじるのは怖いですねぇ.
後はこのまま安定動作してくれれば文句ないです・・・.
どうなる事やら.
気になり物.
相変わらず忙しい毎日です.
こんな時は物欲.
てなわけで,覚え書き的メモ.
まずディスプレイの新製品FlexScan SX3031W-H.
今まで30インチと言えば,AppleのCinema Displayくらいだったのかな?
とりあえずDual Link DVIと,HDCPなDVIが1系統ずつあるっぽいので,良さそうな感じ.
HDCPは,オーディオ機器その他との接続はサポートしてないみたいだけどね.
IP変換とかもできないのかな?
詳細不明で,人柱待ちだけど,どっちかというと置き場がない感じ.
続いてはBang & OlufsenのBeoLab 4Macってスピーカー.
今はBOSEのM3をサブで使ってて,小さいのもいいなぁってことで.
先の30インチディスプレイを使おうと思うと,今のスピーカーはとても置けないし,いいかも~って感じ.
まぁ,見た目が面白いから,というのが最大の理由との噂(笑)
最後はWinFast PxPVR2200っていうチューナ/キャプチャカード.
PCIe接続ってのが特徴らしい.
例の内蔵RAIDカード交換時期に見つけてたら買っていたかも(笑)
あと,コンポーネント入力が行けるってのが大きい.
でも,ここまで来るとアップスキャンコンバータとかのがいいような気もする・・・.
むしろ,アンプでHDMIに引き上げられるようなのが有れば,そっちでもいいかなぁ.
それにしても,まだiPod touchが戻ってきませんよ?
断線・・・
はい,ということで,E500PTHが断線しました(汗)
まぁ,まだ保証期間中(2年)なので,さっくり修理に出してきましたよ.
断線したのは左側.
ケーブルを動かすと,音が聞こえたり聞こえなかったりで,いかにもな感じ.
それにしても,保証書とイヤホン本体だけなんだけど,いいのかしら?
せっかく箱持ってきたのに,回収すらされないし(笑)
むしろ,その箱があちこちのお店でぴーぴー鳴るし・・・.
確かに,中にタグが入ってて,それをそのまま持って来ちゃったわけだけどね・・・.
さて.
とりあえず修理には2~3週間くらいかかるとのこと.
なので,その間の代替機が必要になりました.
以前使っていたE4cは,既に修理済みのを知人に売り払っちゃったので,手元にありません.
また,UEのSuper fi.5 proは,そもそも会社の引き出しに入れっぱなしなのと,どうにもあの装着感になじめないおかげで,イマイチ.
というわけで.
久しぶりにSONYのイヤホンを買ってみました.
高校生時代に使っていたMDR-EX50以来の製品かも?
今回購入したのはNUDE EX monitorシリーズの新製品,MDR-EX700SLです.
同じくNUDE EX monitorシリーズ,MDR-EX90SLの後継機(?)で,3倍の価格設定(それでもE500/SE530の半額)ってことで,代替機に使うにはもったいないんだけどね.
そもそも,ちまきは低域よりも中高域を重視しているので,E500やSuper fi.5 proのようなバランスドアーマチュア方式のイヤホン(カナル式イヤホンの多数派で,高域の繊細な描写能力が特徴)ばっかり買っています.
audio-technicaなんかも,ダイナミック型(いわゆる普通のイヤホン)だけじゃなくバランスドアーマチュア方式を採用するようになってきてるし,最近の傾向みたいです.
そんな中,MDR-EX700SLは,大口径のダイナミック型ドライバを採用するという,他社と異なるアプローチをしている,と.
その辺り,興味があって欲しくなった,という話(笑)
ちなみに,最後に買ったダイナミック型ドライバを使ったイヤホンは,B&OのA8かな?
A8はどうしても耳にあわなくて(痛い),親父にあげちゃったけど.
む?
audio-technicaのATH-CM7Tiが最後だったかも(笑)
すっかり忘れてた(笑)
てことで,まだエージングの済んでいない状態だけど,ちょっとレビューというか感想を.
試聴は,やっと利用可能になったiPod touchに,Apple Lossless形式のデータを入れて行っています.
最大の特徴である低域は,さすがというべき力強さ.
かなりパンチが効いています.
Perfumeの楽曲なんかでは,すごく気持ちよく鳴る感じ.
KOTOKOのアップテンポな曲なんかも,いい感じかな?
monitorと言っている割には,あんまりモニターっぽい音ではないかと(笑)
音場はE500などよりも広い感じで,Super fi.5 proよりも狭いくらい.
E500のようなどきどきしちゃうような艶やかさはないものの,開放的,健康的な感じですかね(笑)
解像感も高く,MDR-EX50のようなドンシャリとは違う,という感じです(笑)
さすがに3万円台のイヤホン,といった感じ.
ただ,E500などと比べると高域に余裕がない感じがするし,若干きんきんします.
これはエージングが進めばもっと柔らかい音になりそうだけど.
そんなわけで,ピアノソロとかはやっぱりバランスドアーマチュア方式の方がいいかなぁ,と思います.
1ドライバでここまでできれば,十分,という感じでもあるけど.
イヤーピースはサイズ,高さ別に7種類付属.
SONYのカナル型によくある,柔らかいゴムっぽい耳栓のあれです.
SHUREでもそうなんだけど,あのゴムっぽいのはあんまり好きじゃないですが,SONYのは意外に快適かも.
ただ,遮音性に関してはSHUREのフォームイヤパッド(黄色い耳栓)と比べると落ちるようで,電車の中とかでは,若干厳しい感じ.
ただ,この遮音性(というか密閉具合)でもあれだけ低域が出るのは,さすがダイナミック型って感じですかね.
感度は,E500ほど高くない感じだけど,それでも十分に敏感.
iPod touchのホワイトノイズもしっかり拾ってしまいます.
これは別に悪い訳じゃないけど(笑)
その他の部分.
プラグとか延長ケーブルとかが,高級感のある専用デザインの物になってます.
ケースも革製のケースが付いてきてて,これもいいアクセントです.
大きいけど(笑)
この辺りは,いかにも日本のメーカーって感じだねぇ.
あと,装着方法は,普通のイヤホンっぽく付けることもできるし,実は(マニュアルに記載されてるけど)上下を反転して,ケーブルを耳の上に回す(SHUREでは標準の)装着方法もできます.
ちまきは,この付け方をしていますが,意外にいける感じ(笑)
とまぁ,おおむね満足?
これから1ヶ月くらいの間だけど,よろしく(笑)
いろいろ復旧
例の断線したE500ですが.
11/11に修理(というか交換)の連絡が入って,17日に回収にいってきました.
そして,1週間ほどエージングして,やっと元通りになってきたって感じですかね.
さて.
以前からはまり続けているRAIDの話.
いよいよ終結です.
長かった(泣)
前回の続きで,SATA2RI2-PCIeを試してみた,というところから.
結論としては,このカードもうまく動作せず,たびたびアレイがデグレードするという状態.
なんというか,おなかいっぱいです.
ということで,今度は違うRAIDチップ(といってもソフトRAIDだけど)を試すことにしました.
今度は,PromiseのTX2650というカード.
これは,PCIex1接続のソフトRAIDカードで,日本ではまだ発売されたばかり,という製品.
いざ試したわけだけど.
この製品,同社のTX2300と違って,アレイ構築時にデータ複製をしてくれないという・・・.
まぁ,とりあえず,HDDをマザーに直結,PCIeにはHDDなしのTX2650を接続して起動.
Vista用ドライバを入れて,カードを認識させた後,Vistaを終了.
直結していたHDDと,空きHDD(SATA2RI2-PCIe導入前のVista入り)を接続して,RAID BIOSからアレイをとりあえず構築.
構築のみで,フォーマットとかはせず,そのまま起動すると,Windowsの起動が始まって(!),そのままブルースクリーンへ突入.
どうやら,2台のディスクの中身をお構いなしで読み出してる様子.
試しに,空きHDDのSATAケーブルを外して,アレイを意図的にデグレードさせた後,もう一度同じ空きHDDを接続すると,再構築が始まりました.
こんな乱暴なやり方でいいのかなー?
とりあえず無事にVistaが起動するようになったので,Windowsエクスペリエンスインデックスで点数を確認すると,HDDの項目が5.7→5.9に上がりました.
何気に性能いいのね・・・.
というか,ちゃんと2台のHDDにパラレルでリードアクセスしてるってことなのかしら.
で,NCQを有効にしたりドライバをアップデートしたりして,いろいろやってたんだけど・・・.
iTunesを7.5にアップグレードしてからビデオファイルを再生すると途端にアレイからの応答がなくなります・・・.
どうもICH8Rで起きてるIntel Matrix Storage Managerの問題に近い感じ.
挙げ句の果てに,当該ファイルにアクセスできなくなる始末.
そして.
あきらめてアレイを新規に作り直して,XPをいれて検証してみました.
なんだけど・・・.
やっぱりRAID BIOSでHDDが見えなくなる病気は改善せず.
ということで,OSの問題でも,RAIDカードの問題でもないっぽい.
てことで,いろいろ調べていたら,X38チップセットの問題に行き着いたのでした.
要は,x1~x8レーンのPCI-Expressに不具合があり,コールドブートで認識しなかったり,PCIe1.1のカードで不具合が起きるらしい.
ご丁寧に,「IOカード(RAIDカードなど)」と名指しで(汗)
しかも,Intelはあんまり直す気がないっぽい上に,1月にはX48が出るという・・・.
うちのマザーはP35チップセット(ASUSのP5KC)だけど,どこまで無関係かは不明.
ただ,時期的に同様のPHY,Linkなどを使っていてもおかしくない(IPだしね)ので,あながち無関係とも思えず.
PCIeがダメってことか・・・(泣)
ううう・・・.
てことで,結局PromiseのTX2300(PCI)を買って接続し,アレイを構築したのでした.
こっちのカードはちゃんとアレイ構築時にコピーもしてくれる(遅いけど)という便利カード.
NCQは無効にしてるけど,とりあえず今のところはRAID BIOSからHDDが見えなくなったり,突然デグレードしたりって病気は発現してません.
これでやっと安定かなぁ?
長かったね・・・.
ちなみにWindowsエクスペリエンスインデックスでは,5.9点でした.
予想通り.
というわけで,MacBook(MB404J/A)を購入してしまったのでした(笑)
まさに予想通りだよねっG(≧ω≦)。
というわけでまずはスペック的なところを.
色は液晶背面にあるリンゴマークが映える黒いのにしました.
質感はマットな感じですが,手で触るとべたべたと跡が(笑)
Windowsマシンと違って,変なシール類も貼ってなくて,いい感じです.
CPUは,Core2Duo T8300(2.4GHz,45nm,Penrynコア,3MB L2$)がのっています.
ウチでは最初の45nmプロセスコアですね~.
メモリは標準2GBで,これを抜いて4GBにしています.
667MHzのDDR2をデュアルチャネルで接続,という感じ.
HDDは特に気にしてないですが,250GB,5400rpmの2.5インチHDDがSATAで接続されてます.
質量は2.27kg,液晶サイズ13.3インチ(1280x800)といった感じ.
この他,MiniDVI,USB2.0x2,GigabitEther,IEEE1394なんかが有りました.
無線LANは,IEEE802.11a/b/g/nの全部入りみたい.
あとはBluetooth(Bluetooth 2.0+EDR)といったところ.
OSは標準でOSX10.5(Leopard)が搭載済みです.
これに,BootCampを使って,WindowsXP(SP2)をインストールして使ってます.
ちなみに,メモリと一緒に買ったDSP版VistaUltimateからのダウングレードです(笑)
15日からVistaSP1が出るというのに(笑)
問題となるのはキーボード.
いわゆるMacの日本語キーボードなんだけど,Windowsの日本語キーボードにあるキーがない,という問題があります.
Windowsインストール時にまず問題となったのが,キーボードの認識,というくらいの勢いで(笑)
キーボード選択画面(漢字キーを押す画面)でSキーを押して,日本語106キーボードを選択する,という方法もあるらしいけど,ちまきはUSBキーボードを接続して(そっちの漢字キーを押すことで)インストールしました.
ただし,USBキーボードを接続したまま起動すると,なぜかEFI(BIOSみたいなもの)が停止してしまう,という症状に遭遇したので,XPのインストーラが起動し始めた辺りで接続すると良いです.
これでうまくいきました(笑)
#インストールが終わってからは,つけっぱなしでも大丈夫.
インストールが終わったら,XPを起動してからLeopardのインストールディスク(1枚目)をDVDドライブに入れて,ドライバ類をインストールしましょう.
これで,キーボード,トラックパッド,Fnキーを使った液晶輝度や音量の制御,DVDイジェクトなどが有効にできます.
#BootCampメニューから有効化すると使えます.
ちなみに,IME系のキーバインドを変更しないと,MacBookのキーボードからは日本語入力のON/OFFができない(マウスでON/OFFはできる)ので,ご注意.
日本語キーボードからだと何もせずにあっさり動きました.
あと,Leopardに付属のIntel GMA X3100用ビデオドライバは古いので,Intelから最新版をダウンロードしてきて,インストールしましょう.
でないと,ウチでは外付けディスプレイでUXGA(1600x1200,32bitカラー)を出そうとするときに,画面が壊れたりしました.
外部ディスプレイは,MiniDVI端子でつなげば出るんですが,Intel GMAドライバの設定画面から,デジタルディスプレイを有効にしないと映りません.
デュアルディスプレイとかもできるんですが,ちまきは「デスクトップとして」MacBookを使用するので,OFFです(笑)
それから,特筆すべきはトラックパッド.
なぜかWindowsからはタップ,ダブルタップなどが「できない」という不思議仕様.
その代わり,二本指でなでなですると,ちゃんとスクロール機能が使えるという・・・.
右クリックも同様で,二本指でのタップは認識されず,二本指をトラックパッドに置いた状態で,ボタンを押すと右クリックに.
MacOSからはちゃんとタップ,ダブルタップ,二本指でのタップで右クリック,ができるというのに・・・.
不便です.
普段はマウスがつながってるからいいんだけどね.
とまぁ,ざっとこんな感じ.
Mac miniの代わりとしては非常に快適です.
でも1つだけ問題が・・・.
逓倍率
そういえば写真を載せてなかったなぁってことで.
載せてみたんだけど,イマイチ大きさがわかんないね(笑)
なんていうか,ちまき的にはとっても大きい(笑)
てことで何となく・・・
左上がiBook(G3@700MHz),左下がLet's noteR3(PentiumM1.2GHz),右下がVAIOtypeT(Core2Duo1.2GHz),右上が今回のMacBook,という感じ.
厚みでいくと,iBookが貫禄(笑)
Let's noteとVAIOtypeT辺りは,持ち歩き専用に買っただけあって,軽くていいんだけど,性能的にはイマイチ.
Let's noteは,メモリが768MBしかないからか,2.5インチHDDな割に,XPがやたら重くて残念な感じ.
VAIOtypeTは,そもそも1.8インチHDDが足を引っ張ってか,Vistaが重くてまともに使ってない感じ.
それに比べて,MacBookはでかいだけあってさすがに高性能だなぁ,と思いました.
まぁ,typeTと比べて,質量2倍だけど,メモリ2倍(4GB,実質3GB),周波数2倍というスペックは伊達じゃないって感じね.
並べると,ものすごく大きさが違う感じが・・・.
うーん・・・,でかい(笑)
ま,大きさは分かっていたことなんだけど,前回の最後に言っていた問題について.
一言でいってしまうと,廃熱効率が悪いのと,それに伴ってファン回転数が高くなることがある,という話.
今回購入したMacBookは,CPUがPenryn-3M,プラットフォームはSanta Rosa(チップセットはMobile Intel 965 Express)というもの.
この世代では,Dynamic Front Side Bus Frequency Switching(動的FSB周波数切替,とでも訳すべき?)というのがサポートされているらしいです.
要はCPUの逓倍率だけじゃなくて,FSB周波数自体を下げる,という話.
おそらく,周波数を下げるというよりは,CPUクロックとバスクロックを落とすことで,電圧を下げても(=トランジスタの駆動力を落としても)大丈夫(低い周波数での動作)にしたい,という話だろうと思います.
メインのバススピードが落ちると,電圧を下げやすいはずで,実際モニタリングすると,電圧も下がってました.
とすると,二乗で効く電圧を低下させる効果は大きいはず.
実際,この効果は大きいらしく,CPUファンは常に低速での回転がメインでした.
通常のWebブラウズ,メーラ,DVD試聴程度では,このファンが高速回転することはないと思われます.
筐体サイズ,動作クロックの異なるtypeTと比較するのは意味がないですが,相当静かです.
でも,これはあくまで通常の使用をした場合の話であって.
そう,ウチではROを常時起動することになるのです・・・.
ヒートシンク
値段が半分,という所には目をつむって.
さて,MacBookの発熱の話.
通常利用時には,ほとんど発熱は問題にならないようなんだけど,RO,というかゲームを常駐させていると,さすがに無理っぽくて.
CPU-Zで確認すると,FSBが200MHz,逓倍率が12倍で固定,という感じ.
その時の動作温度は,CoreTempによると65度程度.
CPUクーラーの回転数は,だいぶ我慢ならない,というレベル.
回転数を測るソフトでは見れなかったので,数値はないんだけども.
なんていうか,24時間常時稼働をしようと思うと,ファン劣化が心配になるレベルですね.
ファン交換できないし.
まぁとにかく,ぶんぶん言ってる感じ.
さすがにこの状態で常時稼働させるのは恐ろしい.
ふと思い立って,蓋(液晶)を開けてみた.
と,するすると温度が下がって,60度を切って,そのうちファン回転数が無難なレベルまで落ちました.
どうやら,キーボードの辺りから吸気して,液晶の軸あたりへ排気している様子.
なので,蓋(液晶)を閉めると,吸気がうまくできずに廃熱効率が落ちるらしいですね.
ただ,無負荷状態と比べると,十分聞こえるレベル.
一応24時間稼働してもいいかなー?ってレベルではあるんだけど.
この状態でも,本体の下がとても熱い.
Mac miniの時にもあったけど,筐体からの廃熱も重要なので,ここを改善するとファン回転数をもっと落とせるかも,と思いました.
ただ,残念なことにMacBookの筐体はポリカーボネート製.
およそ金属でできたMacBookProより熱伝導率は悪そうです.
まぁ,こればっかりは筐体を開ける以外に手はなさそうなのであきらめて,いかに熱を逃がすか,を考えてみました.
単純に考えて,本体で発生した熱を,別の位置まで運んで,そこで冷やす,というやり方,いわゆるヒートシンクと冷却ファンの要領で冷却することを考えました.
ということで,ヒートシンクに相当するねつとるばんと,冷却ファンに相当するノート用クーラー,それから本体とヒートシンクの間に挟み込む熱伝導グリス代わりのゲルシートを購入しました.
このヒートシンクとファンを組み合わせてゲルシートを載せて・・・
本体を載せる,という感じ.
こうすると,ゲームを起動していてもファンの回転数が最低ラインまで落ちました.
温度は59~62度程度をふらふらしています.
ただ,今は冬だから問題ないんだけど,そのうち夏が来ることを考えると,もっと温度を下げる必要があります.
ついでに言うと,ゲルシートも常用して大丈夫か怪しい.
なので,このあたりも改善する必要があるかも.
てことで・・・.
1mm厚の銅プレートを買ってきて,代わりにはさむことにしました.
これで冬の間は何とかなりそうなんだけどねー.
さてどうしたものか.
実は・・・
Willcom D4を買ってしまったのでした.
しかも発売日(7/11)に.
iPhoneの発売日だというのに(笑)
おサイフケータイ使えないと困るしtouchあるからiPhone要らないんだけどね.
D4,もちろん電話としてではなく,極小ノートとして買いました.
Atomが載ってるってのもポイントかなー.
まぁ,各所で「(電話としてみると)でかい」「(ノートPCとはいえ)遅い」「電池がもたない」とか言われてますが,バッテリー運転の短さ以外は特に困らず.
大容量バッテリも無料でもらえたので(オフィシャルオンラインストアで同時注文したら無料になった),持ち歩くときは大容量バッテリです.
それでも570g程度と,ペットボトル1本分程度.
大容量バッテリで3時間程度の運用時間と言われていますが,個人的には(東京~名古屋間の新幹線が耐えられるので)十分かなー,とか.
ちょっと発熱が気になるときもあるけどね.
新幹線の中でちょこちょこっと使うには十分.
あと,なんだかんだいってWindowsを採用しているってのも大きいです.
Vistaではなく,XPにしたかったんだろうなー,とは思ったりしますが.
08年度末から開始されるという東海道新幹線(N700系)の無線LAN搭載が待ち遠しいかな?
VAIO typeTの方が高性能ではあるんだけど,どうしても車内でノートPCを「開く」のがねぇ.
あと幅が大きいから,グリーン車じゃないと狭いし.
それに比べれば,重さは(大容量バッテリを積んだtypeTの)半分,幅は500mlペットボトルより狭い(新型PSP+2cmくらい?厚みは大容量バッテリ搭載時で2台分くらいかな?)と,気軽に出しやすいです.
とりあえず,この夏の帰省はMac BookとWillcom D4になりそう.